お宮参りは神社でするの？お寺でするの？

2024.01.22

家族写真を素敵に撮りたいならここ！スタジオオレンジモンテシートの伊川です。

ここ最近、初詣に行かれたり玄関にしめ縄や鏡餅を飾ったりまたそのしめ縄を”どんど焼き”をする方が減っていると聞きました。そうなるともともと無宗教が大半の日本人だと神社やお寺の違いとかも曖昧になって基本的な違いや意味合いがわからないなんてことも多いと思います。
今回はそのあたりを簡単にお伝えしたいと思います！

神道と仏教の違い

日本に元来あった信仰である神道では神様は神社にお祀りされています。
ですが私たちはその姿を見ることはできません。
仏教は外国からやってきた信仰です。
こちらはお寺に仏像としてその姿を見ることができます。
奈良時代の日本人たちはその神道と仏教をひとつに融合した宗教の考え方”神仏習合”とし信仰していました。
ですが明治時代に神仏分離をすると国で定め現在にいたります。

入り口に鳥居があるのは神社です。鳥居は神さまの領域の入り口と言われています。
参道は真ん中を歩いてはいけません。神職の方や神様が通るところだからです。
一方、お寺には山門があります。お寺は中国では山奥に作られていたことから山門と呼ばれ、平地に作られていても山門と呼ぶんです。ご存知でしたか？
山門の敷居を踏んではいけませんよ。気をつけてくださいね！

それから仏像があったらお寺です。仏像は如来を頂点として菩薩、明王、天の4階級にわかれています。
また、山門に仁王像や金剛力士像などがあるのもお寺です。
他にはお寺には五重塔があるのが特徴ですがこれはお釈迦様のお墓なんです！
では、神社というと獅子や狛犬がいます。また、稲荷神社には狐、天満宮には牛がいます。
獅子や狛犬は守護獣、動物たちは神さまの使いなんだそうですよ。

お墓があったらお寺です。葬儀場でお葬式をあげることが一般的となってきていますが、もちらんお寺でもお葬式をします。
ですが、神社で葬儀を執り行うことはありません。

といろいろ特徴を挙げましたが先ほどお伝えしたように神仏分離があった為　お寺が存続の為に神社の様式が入っているところも数多くあります。
ですのであれっ？って思う所があるかもしれませんがそれは神仏習合のおおらかな気持ちでお参りください。

神社・お寺のそれぞれの良さとは？

神社は自然崇拝が行われているので自然とのつながりを感じられ、厳かな雰囲気で清々しい気持ちになることができます。
お寺は地域に根付いた親しみやすいところが多く先祖代々住職と縁のあることからとてもアットホームな心が温かくなる様な気持ちになります。
今回この様にまとめてみて今までなんとなく分かっていた様なことも実はそうだったんだという気づきが私にもありました。
それぞれの違いや良さを踏まえてお参りすることによって伝統的な文化や教えに触れる機会を得ることができます。

では、お参りに行くところが決まれば次はこちらにご連絡くださいね！

お参りに行った記念に。
中山寺でのお宮参り出張撮影はこちら