撮影前の着物の確認と準備すること
宝塚市の写真館 スタジオオレンジモンテシート の伊川です。
持ち込みでのお着物をお着付けする時に困ったな
と思うことがありますので、そちらをお伝えしたいと思います。
お祖母様から”一度も着てない着物があるのよ、今度の撮影に是非着て頂戴!”
とお着物を渡されるママが良くいらっしゃいます。
新しい着物には確認して頂きたいことがあるのです!
”え〜、着物の事わからないんだけど大丈夫かなぁ?”と
思っておられる あなた! 大丈夫です!
1つ目”しつけ糸”
新しい着物やクリーニングに出した着物に”
しつけ糸”がついている場合があります。
なぜ、”しつけ糸”がついているかと言いますと
縫い目や折り目などを仮に押さえるために縫っておくもので、
新調された着物などは型崩れを防ぐためにも、しつけ糸をつけたまま
お客様へお渡しすることになります。
通常”しつけ糸”は取ってから着用しますので、
この”しつけ糸”を取っていただく必要があります。
しつけ糸には2種類あります。
「取るしつけ」「取らないしつけ」です。
”えっ!何、取らないしつけ って間違ったら怖いやん!”と思いましたよね。
でも大丈夫です。
「取らないしつけ」見分け方は、 簡単なんです。
○着物を着たときに外から見える、袖や裾の「大小しつけ」は取る。(写真の糸)
○衿、袖口、裾などにある、細かく並んでいる「飾りしつけ」と、
着物を着たときに見えない、衿裏のしつけは取らない。
しつけ糸には2種類あること、くれぐれも忘れないでくださいね。
“お宮参り着物に付けてある糸”について
お宮参り着物ご購入後に、切って良い糸と
切ってはいけない糸がありますので、確認して下さい。
○紐の付け根の糸は、“付紐飾り縫い”(写真の赤い糸)ですので、
切らないで下さい。
○着物の裾についている“しつけ糸”は切って下さい。
前胸の紐を止めている糸も切って下さい。
2つ目”半衿ついてますか?”
半衿は、お化粧などで汚れやすいきものの衿汚れを防ぐもので、
長襦袢の衿に縫い付けて使います。
どうしても汗や食べ物などで汚れやすいため、
長襦袢のクリーニングのたびに付け替えます。
ついつい、長襦袢を綺麗にしてしまい込んでいると
半衿を取ってしまっていたことを忘れてしまうんですよね。
写真のように薄い布がかかっていると
半衿はついてます。準備、バッチリです!
これで、もう着物の確認は大丈夫ですね。
もし、不安な事がありましたら、いつでもスタジオに
ご質問くださいね。お待ちしております。
当店ではオープン当初から1つのスタジオを1組のお客様で貸切にし、お客様とすれ違うことはあっても、長時間接する機会を作らないようにしています。
また、空気がこもらないよう、各部屋に空気清浄機の常設に加え、随時換気、消毒も頻繁に行っております。
そのほか、ご来店時に検温と消毒のご協力もお願いしております。
検温時37.3度以上の熱がある場合、ご予約を変更していただくこともございますのであらかじめご了承くださいませ。