終活の第一歩エンディングノートとは
こんにちは。宝塚市のフォトスタジオ、スタジオオレンジ・モンテシートの寺口です。
最近はお宮参りに七五三など、にぎやかですが、終活撮影もひそかに増えています。
来る「もしも」に備え、生前に遺影の写真撮影するのです。
終活は、人生最後まで幸せに過ごすため、そして家族に思い残すことのなく旅立てるようにする準備。
生前に遺影写真を撮っておくことは、ご家族が写真を探し回る時間も手間も省けます。
また、よくあるのが、アルバムのスナップ写真から拡大合成された写真。
ピンぼけの写真が、ご自身の最後に飾られる遺影として後世に残って行くこともありません。
終活にはその他にも、終末期医療を考えたり、お墓の準備をしたり、ご自身のアルバム等を整理をしたり、今は元気だけどもし介護が必要になったら?など、考えることは様々。
そんな中、ここ最近よく耳にするのが、エンディングノート。
法的効力のある遺言書、また心情を残す遺書とは、異なります。
そもそも、遺言書と、遺書と、エンディングノート…3種類もあって、どれを残せばいいの?!となりますが、実はそれぞれ役割が違うのです。
万が一に備えて3つとも準備しておくのがベスト。ですが、そうなると、結構な時間が掛かるものです。
そんな中で、いちばん書きやすいのはエンディングノートなのです。
本日は、まずはそれぞれの違いからご紹介します。
遺言書
自分の直筆で書いた自筆証書遺言、証人をつけて書く公正証書遺言など、きちんとしたルールがありそれらを守れば法的効力を持つ物です。厳密なルールがありますので、ルールに沿っていないものは法的効力が無効になる可能性もあり…。記すのは、主に、不動産・預金などの遺産の配分に関すること。それらを法的効力のある書類として残すのです。
遺書
こちらは死後のために書き残す遺志。主な内容は、これまでお世話になった人へのお礼、子どもや孫など家族への想いなどを記すものですね。
エンディングノート
これまでの自分の歴史、行って欲しい葬儀の方法、介護・終末期医療についての対応や、友人や知人などへの連絡先、保険・年金・その他の貴重品の情報など…。残していく家族に正確に伝えていくためのノート。
エンディングノートに法的効力はありません。あくまで、自分の歴史に関してや、家族への死後のあり方の希望を伝えるような形のノートですね。
そしてノートと言っても、残し方はさまざま。スマホのメモ、WordやExcel、ほんとうの紙のノートに書き記して残される方などなど…。必ず訪れ、しかもそれがいつになるかわからない”もしものとき”に、家族が困惑しないための情報を書いておくのです。
書く事は沢山あります。しかし、自分の過去を振り返って記していく作業はとても楽しいと思いますし、項目をどんどん埋めていくだけでよいので、結構はかどるものなのです。最近見つけた記事では「20代から終活」と言われているそうで、いやさすがに早すぎでは?!と思ったのですが、いやいや終活は”いつ来るか分からない”もしものときに備えるもの。
そういわれてみると、書き始めやすいですよね。
長くなりそうなので、次の機会には「エンディングノートの書き方」をご紹介しようと思います◎